東京大学 文科一類
戸谷 泰陽くん
合格発表の画面に自分の番号を見つけた瞬間、胸に広がったのは歓喜と静かな達成感でした。長い受験生活の終わりを実感し、長い航海を終えて静かな港にたどり着いたような感覚でした。そして同時に、東進で過ごした日々の光景が次々と頭に浮かんできました。東進は単に勉強をする場所ではありませんでした。僕の通っていた東進衛星予備校の担任の先生や担任助手の方々からは、勉強のことだけでなく、大学生活のことその先の人生についても多くのことを教えていただきました。問題集の先に広がる世界の話を聞くたびに、自分が向かっているのは単なる合格ではなく、新しい知の扉であると感じることができました。また、仲間と談笑した時間も、張り詰めた心をほどく小さな休息のようなものでした。同じ目標に向かって努力する仲間の存在は、受験という長い道のりの中で、確かな支えとなっていました。受験勉強を通して学んだことの1つは、貪欲にA判定目指し続けることの重要性です。「模試の判定はただの目安だ」とよく言われます。確かにその通りです。しかし同時に、大学入試は残酷なほど現実的でもあります。大学受験では「逆転合格」はほとんど起こりません。最後の数日で劇的に順位が入れ替わるような奇跡は存在しないからです。合格する人は、長い時間をかけて合格の実力を積み上げてきた人です。そしてもう1つ残酷な事実があります。それは、逆転不合格は十分に起こり得るということです。模試でB判定やC判定をとり、「まだ大丈夫だろう」とどこかで安心してしまう。そのわずかな油断の間にも、ほかの受験生は静かに実力を積み上げていきます。大学受験は何十万人という母数の中で競う試験です。少しの差でも順位は簡単に入れ替わります。だからこそ、常にA判定を目指し続ける必要があります。安全圏に入ることを目標にするのではなく、確実に受かる側に自分を押し上げること。その貪欲さがなければ、最後まで勝ち切ることはできないと感じました。受験とは、奇跡を待つ戦いではありません。ただひたすらに現実と向き合い、自分の実力を合格圏まで積み上げる戦いなのだと思います。さらに、受験勉強を通して実感したことがあります。さらに、受験勉強を通して実感したことがあります。それは、成績は直線のようには伸びないということです。努力を続けていても、長い間ほとんど変化がないように見える時間があります。しかし、その沈黙のような時間の奥で、理解は少しずつ深まり、ある瞬間に突然視界が開ける。その時、成績は一気に伸びていきます。だからこそ、結果が見えない時間を信じて努力を続けることが大切なのだと思います。ここまで歩んでくることが出来たのは自分1人の力ではありません。東進の担任の先生や担任助手の方々には、受験生活を通して本当に多くの支えをいただきました。何気ない言葉や励ましが、迷いそうになるたびに自分を前へと押してくれました。東進で過ごした時間は、自分にとってかけがえのない財産です。こころから感謝しています。これから大学では、大学受験を通して培った経験や学識を、これから受験に挑む現役世代へ還元していきたいと思っています。そして、将来は、日本にとどまらず世界に羽ばたき、多くの人々を導くことのできるリーダーになれるよう、幅広い教養を深めていきたいと考えています。東進で過ごした時間は、単なる受験勉強の時間ではなく、自分の人生の礎を築く時間でした。ここで学んだ努力の意味を胸に、これからも新しい世界へ歩み続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。